「住宅ローンを組んで、何年も同じ場所に住んで返済を続けるのは絶対にイヤだ!」
大学を卒業するころから中国在住時代、そして2018年に生まれ育った静岡に帰ってきても、一生賃貸で生活していこうと心に決めていました。
でも、2019年になって賃貸でお金を払い続けることと、住宅ローンを組んでお金を払い続けることのリスクに、そう大きな違いはないと考えるようになった結果、2019年9月にまさかのマイホームを20年ローンで契約してしまいました。
住宅ローンを払い終えていないので、まだ、銀行の資産ですね。持ち家といっても。
マイホームを購入してから一年が経過したので、もともと賃貸派だったぼくが実際に家を買って、後悔していないかどうか、このタイミングで振り返ってみることにしました。
住宅ローンを背負ったけど、家を買ったことに後悔はしていません
昭和のサラリーマンにとって、家を買うというのは家族を養いながら毎日大変な思いをして働いているビジネスパーソンにとって、人生で最も大きな夢の一つだったと思います。
就職して、車買って、結婚して、そして、家を買う。
ぼくはその時代にサラリーマンではなかったのでわかりませんが、たぶん、この流れに沿って人生を歩んでいくのが幸せだと信じられていた時代でした。
ぼくは大学のときに持ち家は「負債」だという考えに至り、それ以来、一生賃貸で暮らしていこうと決めました。でも、賃貸でも持ち家で住宅ローンを組んだ状態でも、お金が自分のポケットから出ていくという意味では、どちらも「負債」になります。
家に住まないと生活していくが大変なので、家というものに住むには、どちらにせよお金がかかります。だから、このお金が出ていく額を自分の収入から考えて無理のない範囲で設定できれば、賃貸だろうが持ち家だろうが、心理的負担は変わらないと考えるようになりました。
当然、賃貸は引越ししたいときに、割と気軽に新しい家に引っ越すことができます。持ち家だと、なかなかそうはいきません。
ただ、持ち家も賃貸に出せる人気物件を選んだり、賃貸の家賃と変わらないレベルで住宅ローンを組みさえすれば、あとは自分のライフスタイルにそってどちらにするか決めればいいだけです。
一番危険なのは、このあたりを深く考えずに、35年ローンを自分の収入ギリギリで組んでしまう場合ですね。賃貸でも持ち家でも、イザとなったら移動できるようにしておけば問題ないわけです。
ちなみに、ぼくは駅から徒歩5分、アルバイトでも住宅ローンを返していける金額でも購入できる家を買いました。
結果として賃貸時代と毎月のローン支払いが変わらずの6万円台なので、収入に対するダメージはほとんどありません。
だから、家を購入して後悔したことは一度もありません。
住宅購入で優先する条件を決めておく
住宅購入で後悔しないためには、住宅に求める条件を決めておきましょう。
お金がたんまりある人はきにしなくてもよいですが、限りあるお金をどのようにふりわけるかは、人生を快適に過ごしていくためには非常に重要な戦略です。
ぼくは、優先順位として、駅から徒歩10分以内、60歳までにローン完済、賃貸と同じローン返済金額、そして景色がいいことでした。
結果として、駅から徒歩5分、毎月の返済が6万円台、3階建てで静岡市街を一望できる物件を手に入れることができました。
ただ、広さや新築といった条件は重要視していなかったため、中古で築10年の物件でした。
それでも、優先順位を決めておいたので、予算オーバーして首がしまることもありませんでした。だって、家を見ていると、どんどん欲望がわいてきて、新築とかめっちゃほしくなりますから。
家を買ってから後悔しないように計画的にいきましょう
衝動で「なんとかなるか」と思って家を購入してしまうと、ローン返済が思わぬ負担になって後悔します。
それで、お金がスルスル抜けていって、家を維持するためにひもじい思いをすることになりかねません。
住宅に何を求めるかは個人の自由ですが、少なくとも計画的に家の購入は考えたほうがいいと思いますよ。
家を購入するのが目的じゃなくて、購入して生活の質を上げるのが大切だと住宅ローンを始めてみて、とても強く思います。。
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