中古一戸建てを契約してしまいました!
ぼくは23歳で「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んて以来、持ち家は負債だと信じてきて一生賃貸で行くと決めていました。中国に住んでいる間も、そして36歳で日本に帰ってきてからも、引っ越しはしても賃貸を続けると心に決めていました。
台湾人の妻と結婚してからも、いづれ台湾に戻ることを視野にいれており、日本で生活しているうちは賃貸でいいやと思っていました。
そんな一生賃貸派のぼくでしたが、主に3つの理由からマイホームを契約することに決めました。大きな決断をぼくにさせるに至った3つの理由を説明したいと思います。
賃貸とマイホームで生涯支払う総額が全然違った ※僕の場合
現在、僕は妻と2DKと納屋がある賃貸アパートに住んでいます。地方都市ということもあり、駅から徒歩8分で駐車場が付いている物件で家賃が5.5万円と破格の条件です。
今後子供ができたとしたら3LDKくらいには引っ越したいと考えたので、今後賃貸を継続する場合でも家賃は増えていくと予想していました。
仮に5.5万円で35歳から75歳まで賃貸を続けた場合、2,952千万円になります。家賃を支払い続けても所有権はありません。
そして今の家賃と同じ金額で60歳の定年前でに返済する条件で20年ローンを組んだ場合、合計金額はどうなるのかをシミュレーションしてみました。
シミュレーションにはぼくが調べていた物件から、一番条件にあいそうな物件を使ってみました。
- 住宅ローン 1,344万円 ※固定金利1.1%考慮済
- 固定資産税&火災保険 444万円 ※ローン返済後も75歳まで支払うと仮定
シミュレーションの結果、合計1,788万円となりまして、賃貸を続けた場合に比べてかなり金額を抑えることができます。これに修繕費を加えたとしても、総額で賃貸と逆転することはなさそうです。
住宅ローンを背伸びしてフルパワーで組んでしまえばこんな計算にはなりませんが、自分のライフスタイルから計算した場合、総額でかなりの差がでることに気が付いてしまいました。
ふとした考えからの計算でしたが、数字にしてみてビックリしてしまいました。
新築か中古で悩んでいる方は、こちらの記事でぼくが購入するときに大切にした考え方を詳しく書いています。
台湾の親戚がバンバン賃貸に出していた
条件が良い物件を探し当てることができれば、売却や賃貸といった出口戦略も組みやすくなります。ぼくは車を所有していないので、おのずと物件は駅近くで探すことになります。
家は一生に一戸だと考えていたら賃貸に出すことも難しいですが、台湾にいる妻の親戚をみていると、購入した物件をバンバン賃貸に出していました。
ある叔父さんは、台北のみならず昔住んでいたアメリカにも物件を持っていて、仕事をしながら複数の物件を賃貸に出しています。
妻に聞いたら台湾では複数物件を賃貸に出すのは比較的普通なようで、日本のようにマイホームに対して神格化された考えもなさそうでした。
注文住宅ではなく、条件のよい中古物件なら賃貸という出口戦略も十分考えられると、これまでの考えを変えるきっかけになりました。住宅ローンを押さえておけば、賃貸で逆ザヤになるリスクも減らせますし。
これまでは所有することをかたくなに拒んでいましたが、リスクを想定して支出を抑えることが大切だと考えを変えました。そして、賃貸で多くお金を払っても、所有もできなければ賃貸に出すという戦略もとれないのは損だと思うようになりました。
※家賃と住宅ローンの関係は、また別の記事で書きます。
静岡を気に入ってしまった
2018年に引っ越ししてきた静岡でしたが、1年間住んでみてこの土地を気に入ってしまったことも大きな理由です。
静岡は駿河湾もあるし、トレランもできる山が直ぐ近くにあります。人も穏やかだし、静岡空港で海外にも行ける。
そんな至れり尽くせりな地方都市の静岡に魅せられてしまったので、「この土地で生活していきたいな」と思うようになったことが、実は一番大きい理由かもしれません。
まとめ
最後は主観的な理由を挙げてしまいましたが、その土地を好きになるって幸せなことだと思います。
この記事を書いている時点で物件を契約してしまったので、物件を決めるまでの心境ややってきたことを纏めて記事にしていきます。