2022年4月現在、この記事を書いている時点で私の年齢は40歳になります。
一般的に年齢を重ねれば、転職するのが難しくなってくるといわれていますが、40歳にして転職活動を開始して、無事に日本国内の企業から内定をもらいました。
転職を決断してエージェントと話を始めてから約1か月で内定までこぎつけることができたので、難航するとの想定はあっさりと打ち破られました。今回は、40歳の転職活動にも関わらず何故1か月という短期間で転職活動を終えることができたのか、振り返ってみたいと思います。
自分の海外キャリアを活かした一点突破の転職戦略
転職時点で40歳という年齢でしたが、実は過去に転職を3回しています。
1社目は10年以上勤務していましたが、その後は初めての転職で誰もが味わう自分の経験が通用しない状況や、新規事業責任者ポジションへのヘッドハンティングといったチャンスなど、転職後は一つの会社に腰を落ち着けて勤務してきたとは言い難い経歴です。
そのため、履歴書だけを見ると短期間で転職を繰り返すという企業側からすると好ましくない履歴ができあがっていました。
昔に比べて転職は当たり前になってきたといっても、日本企業の多くは転職を繰り返す人材を好ましく思わないのも事実です。実際に今回の転職活動でも、書類選考の段階で「転職回数が気になったため」という直球ストレートな理由で落とされたこともありました。
私は海外営業のキャリアを長く歩んできているので、過去の転職では日本国内勤務の海外営業を中心に応募してきました。ただ、日本勤務となるだけで、書類選考や面接のハードルがとても高くなった感じはしていました。(今振り返ると、保守的なエージェントや求人から情報自体がきにくかったと思います。)
40歳という年齢であること、そして、30代後半の短期間で3回転職を繰り返してきたことから、今回の転職は中途半端な姿勢では書類選考すら通らないと考えました。
そこで、妻の許可を得たうえで、中国をはじめとする海外駐在の案件のみに応募すると決めて、今回お世話になったエージェントにも海外駐在案件以外は応募しないことを宣言しました。
コロナ禍において海外駐在に行きたいと考える人は平常時と比較して少ないと考え、そこに自分の中国経験(語学&駐在経験)をぶつけていく戦略をとりました。
この一点突破の転職活動戦略が、結果として約1か月で内定を勝ち取ることに繋がりました。転職活動の結果は、一部大手上場企業グループ会社内定、専門商社内定と、2社から内定を頂くことができました。
そして、進路を決めた時点でも、専門商社の最終面接、上場企業の1次面接と比較的順調な状況ではありました。
もちろん、書類選考で落ちてしまった企業数も10社は超えてます。ただ、俗に言われる40代の転職は半年以上かかるという状況は回避できました。
多くの会社が翌年度の組織を考える1月という開始時期も、良かったのかもしれません。
40代の転職は準備と戦略が大切
私のように短期間で転職を繰り返してきた経歴でも、準備と戦略、そしてタイミングが良ければ短期間で内定までたどり着くことができます。
志望動機やキャリアの棚卸はもちろんのこと、自分を採用してくれたら実現する価値も併せて提案することで、40代でも問題なく転職をすることができると考えています。
40歳で新しい環境に飛び込むのは、正直大変な部分もありますが、自分で決めた道を納得して歩んでいけるよう精進していきます。