中国での生活を開始してから2週間が経過しました。
これまで中国には長くかかわってきましたが、一番長く住んだ期間は2008年から2017年までの9年間です。この9年間の生活で中国は大きく変化をしました。高速鉄道が中国全土を駆け巡り、EVが街を走っています。
2017年に日本へ戻ってからは中国へ出張することはありましたが、毎回数日の滞在だったことから、基本的に海外旅行者の気分でした。そのため、中国現地の変化にあまり気が付いていなかったことに、今回生活してから思い知らされました。
「男子、三日会わざれば刮目して見よ」という三国時代の故事のように、少しでも離れた期間があれば変化しているのは当然という気持ちで、新鮮な気持ちで物事に対して接する必要があると考えさせられました。
生活に根差したアプリ、オンラインとオフラインが融合した社会など、外から見ていては体験できなかった現実に、今向き合っています。それは、これまで10年以上も中国に関わってきた自分の経験もゼロから築き上げる必要があると痛感させられるものでした。
何より衝撃だったのは、マクドナルドのコーヒーが1杯23元であることでした。この記事を書いている時点でのレートだと、マクドナルドのコーヒーが500円することになります。日本でコーヒーが500円と言ったら、ワンコインランチという言葉も流行っている中で衝撃的な値付けです。それが、中国のマクドナルドでは現実として存在するのです。
仮に一昔前の1RMB=15年で23元を計算したとしても、345円です。とてもじゃないけど、日本のマクドナルドでは販売できない価格でしょう。
日本で生活していたら気が付きませんでしたが、中国をはじめとして世界の国は成長及び変化をしていることを目の当たりにしました。変化が100%良いというつもりはありませんが、自分たちを相対的に見るためにも周りの変化は知っておく必要があります。
中国に来て2週間ですが、改めて自分が快適な環境だけに身を置いて好きな情報だけに触れていたら、周りの変化には気が付くことが出来ないことを学びました。