【書評レビュー】「脳を鍛えるには運動しかない!」は慢性疲労に悩む現代人の必読の著書でした!

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毎日忙しく生活を送っている中で、疲労が取れなかったり、何となく気分がすぐれない状態が続いていませんか?

漠然とした不安やうつの症状、そして疲労が続いている原因は脳の状態に関係しているとしたら、どのように脳の機能を改善していけば良いのでしょうか?

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」はアメリカにあるハーバード大学の教授であるジョン・J・レイティによって書かれた本です。

現代人が陥っている身体や精神的な問題について、有酸素運動と脳機能の関係から、どうやって脳機能を最善な状態にしていくかを、豊富な事例を通じて説明しています。

この本を読んでしまったら、ランニングシューズを履いて走りに行きたくなること間違いなしです!

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ジョンJ・レイティ教授の経歴

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方」の著者であるジョンJ・レイティ教授は、ハーバード大学医学部の教授でありながら、開業医としても活躍されています。

1998年からは同業者が選出するベスト・ドクターの一人として選ばれつづけており、名実ともに非常に優秀なドクターであることが証明されています。

「脳を鍛えるには運動しかない!」で書かれている脳と有酸素運動の衝撃的な関係

脳を鍛えるには運動しかない!」には、有酸素運動が脳機能に及ぼす影響について述べられていますが、ザックリと著書の内容を3つにまとめてみると下記になります。

  • ストレスや依存症、そしてホルモンバランスなどの問題の原因
  • 有酸素運動と脳機能の関係
  • 脳機能を最善な状態にするための方法

多くの現代人が悩まされている慢性疲労や不安、そしてうつといった様々な症状について、如何にランニングをはじめとする有酸素運動が有効かについて、「これでもか!」というほどの事例を使って説明してくれます。

のぶさん
のぶさん

読めば読むほど、有酸素運動の偉大さに気が付く。

2014年に出版されましたが、お医者さんが書いた本なので、データと専門用語が多い場所もあり、正直すべてをきっちり読むことは難しいかもしれません。(ぼくは、途中飛ばしました・・・)

それでも、重要なコトは問題なく理解できる構成になっているので、読み始める際にはそんなに身構えなくても大丈夫です。

実際に読み始めると、有酸素運動と脳の関係がドンドン明らかになっていくので、面白くなってやめられなくなると思います。

「脳を鍛えるには運動しかない!」 目次

脳を鍛えるには運動しかない!」は、全部で十章の内容で構成されています。目次を見ると、著書の内容がわかると思います。

序章 結びつける
第一章 革命へようこそ  運動と脳に関するケーススタディ
第二章 学習 脳細胞を育てよう
第三章 ストレス 最大の障害
第四章 不安 パニックを避ける
第五章 うつ 気分をよくする
第六章 注意欠陥障害 注意散漫から抜け出す
第七章 依存症 セルフコントロールのしくみを再生する
第八章 ホルモンの変化 女性の脳に及ぼす影響
第九章 加齢 賢く老いる
第十章 鍛錬 脳を作る
あとがき 炎を大きくする

345ページにわたって各項目が説明されているため、一気に読み進めるのは難しい人もいるかもしれません。

その場合、個人的には第一章と第二章、そして第九章を先に読んでもらえると、著者が伝えたいことの全貌がわかるようになります。そのうえで、気になる項目を読んでいく方法がお勧めです。

のぶさん
のぶさん

個人的にオススメは、第九章です。

疲労をとって健康を保つために現代人に有酸素運動は必須事項!

現代人は車やネットの普及により、自分の足で動かなくても生活でできる社会に生きています。非常に便利な世の中になったのですが、反面、トレーニングなどの運動をする機会も減少しています。

日本肥満症予防協会の記事によると、日本人の3人に1人以上は運動不足とのデータがあります。明らかに、運動不足からくる身体や精神的な問題が増えていることの証拠になります。

脳を鍛えるには運動しかない!」では、有酸素運動の重要性を何回も説いています。特に象徴的な文章を引用します。

わたしが強調したかったこと ─ ─ 運動は脳の機能を最善にする唯一にして最強 の手段だという こと 。

脳は成長を止めることで、人間は死に向かって進んでいきます。

その脳機能を成長させるために、有酸素運動が非常に有効なのです。

よく、歳をとったから運動をしなくなったといったような話を聞きますが、実際には歳を取ったから運動しなくなったのではなく、運動をしないから歳をとったという見方が正しいと思います。

歳をとることは避けられないが、惨めな衰えは避けることができる。

日本も人間の寿命が長寿化していくなかで、高齢化社会への対応が必要になっています。そこには医療や介護の問題が存在していますが、一人でも多くの高齢者が自分の足で歩いて、一人で生活できるレベルを保ち続けることができれば、医療や介護の問題も減っていくと思います。

のぶさん
のぶさん

フルマラソンを80歳越えても走っちゃう高齢者もいることだしね!

アンチエイジングで健康を維持するために、ランニングなどの有酸素運動で脳機能を鍛えましょう

今回言いたかったことは、「運動しましょう!」の一言に尽きます。

有酸素運動や水泳などの様々なトレーニングを楽しみながら行うことで、脳機能を健全に保つことが可能になります。

脳機能が健全なら、楽しく歳をとっていくことができると思うのです。

食事と脳機能の話については、別の記事で書いているので、食事と脳の関係も理解したら、有酸素運動と組み合わせて最強になるんじゃないかと妄想しました。

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こんにちは。のぶさん(@nobu3manyu)です。 「「いつものパン」があなたを殺す: 脳を一生、老化させない食事 (単行本)」は、アメリカ人の神経科医であるデイビット・パールマターによって書かれた本です。 なお、日本語訳はケトン食事法な

そう思って、この本を読み終わってから、ランニングを意地でも継続しようと思うのぶさんでした。

 

 

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