サラリーマンを長くやっていて40歳を迎えると、なんとなく社内での先が見えてきてしまったり、自分のキャリアに迷いがでてきて不安になってしまうことってありませんか?
今年4月に私も40歳を迎えたのですが、将来のキャリアに対しては常に不安をもっています。その不安の内容は、「自分のスキルや経験がこれからも通用するのかな?」とか「家族を養えるかな?」といったものになります。
そういった状況の中で、この度今年で40歳ではありますが、国家資格である中小企業診断士の勉強を始めてみようと決めました。
コンサルの国家資格である中小企業診断士を目指すきっかけ
そもそも、なんで中小企業診断士を目指してみようと思ったかといいますと、仕事で関わりのある弁護士がつぶやいていた内容がきっかけでした。
弁理士、中小企業診断士、弁護士は相性が良いので、もっと連携した方がよいと思う。
私が一緒に仕事をしている弁護士からすると小さな疑問をつぶやいただけだったらしいのですが、その内容が私にはとても新鮮に思えました。
なぜなら、中小企業診断士はコンサルティングの国家資格でありながら、弁護士や弁理士などの士業とは異なり独占的業務がないと言われているので、弁護士などの独占業務を持っている方からすると、協業することなんてないとみられていると私は考えていたからです。(私の勝手な思い込み、すいません・・・。)
この知り合いの弁護士の言葉に興味を持ってしまった私は、後日仕事で打ち合わせをしたときに、つぶやいた理由をきいてみることにしました。そうしたら、私が勝手に考えていたように協業する相手に値しないなんてことは全然なく、むしろ案件の状況に応じて弁護士などの専門家と協業しながら、自分の得意分野を軸に全体をコーディネートしていく役割に強みがあると、その弁護士は教えてくれたのでした。
実際に静岡県中小企業診断士協会のウェブサイトに登録されている専門家の方は、中小企業診断士の資格だけではなく、それぞれの得意分野や専門性を組み合わせています。
引用:静岡県中小企業診断士協会を基に管理人作成
なにより、圧倒的な専門性を持っていて幅広いフィールドで活躍している弁護士がそう考えていることを知れただけでも、中小企業診断士に大きな価値があるんだと気が付くことができました。
この一連のやり取りがきっかけとなり、40歳になったばかりの私はコンサルの国家資格である中小企業診断士の勉強をしてみようと決意することに至りました。
自分の歩んできたキャリアや仕事の興味とも一致する
私の大学の専攻は外国語学部という、専門性がありそうで全くない学部の出身です。社会人になってから外国語学部出身ということに少なからず負い目を感じていたので、30代になってから経営大学院でMBAを取得しました。
大学卒業後は中国や台湾市場での法人営業でキャリアを積んできていましたが、営業一本のキャリアでは通用しないと痛感していたため、39歳のときにスタートアップに転職して事業全体のかじ取りをする立場に就きました。(どこかで記事にしたいと思いますが、転職するまでの経験も、中小企業診断士を取りたいと思ったことに関係します。)
今のポジションに就いて以来、中小企業における経営戦略や事業戦略を担う人材が少ないことに問題意識を持ち続けていました。
MBAで学んだ知識、中華圏でのビジネス経験、そして現在進行形で日々事業運営のなかで体験していることは、中小企業診断士とも十分にマッチすると考えています。
これまで培ってきた経験やスキルを体系的にアップデートできるのが中小企業診断士であり、自分の将来的なキャリアにも繋がっていくと思います。
正直な話、ここまでカッコいいことを書いてきましたが、自分のこれまで続けてきたことや苦にならないことを考えてみたら、中国語&中華圏ビジネス、事業戦略、法人営業の3つしかなかったのです。
やってみたいことは、沢山あります。
ただ、やりたいことと出来ることは全然違うので、結局は自分が出来ることに注力することしか、40歳の自分にとって将来を切り開く手段はないと感じています。
中小企業診断に合格することが現時点で最大のミッション
私もそう考えいた人間でしたが、中小企業診断士は合格しても食っていけるのかわからない資格とネットで言われていることが多い資格です。
最近は弁護士でも年収200万円以下であることが現実になっており、どの職業も例外なく厳しい環境に置かれています。その環境下に置いて、中小企業診断士だから食えないというのは、ある側面から見ただけの偏った考えだと思います。
だから、私に課せられたミッションは、まず合格することです。
この先どうなるかはわかりませんが、20代のころに考えていた「選択肢を増やす生き方」を胸に秘めて、まずは中小企業診断士の試験に受かることを最大の目標にしていきます。