突然ですが、2019年10月に行われる基本情報技術者試験を受けることにしました。8月14日に申し込みも済ませており、これから2か月間は資格試験の勉強を集中的に行うことになります。
IT関連の仕事についているわけでもなく、特にこれといってITを勉強したことがない自分にとっては、ある意味で未知の領域に進んでいくことになりました。
なぜ、このタイミングでIT未経験でズブズブの素人で、しかも30代(アラフォー)のぼくが試験を受けようと思ったかを書いていきます。
※書いちゃうとやらざるを得ないから、自分を追い込む意味でもオススメ!!
基本情報技術者試験はIT企業への登竜門
「基本情報技術者試験ってなんぞや?」
と思われる皆さんもいると思いますので、簡単に説明だけしておこうと思います。参考にしたHPはコチラ。
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。
一言でいうと、「情報技術の背景として知っておくべき原理や技術を総合的に評価する試験。」といった感じだと思います。
平成31年度春季試験の合格者平均は25.2歳なので、IT関連の職業に就く20代が本格的に業務遂行をする前に知っておくべき内容ともみることができます。
この資格だけで30代未経験の人が転職に有利だと個人的には思いませんが、基礎を固めていく上で受験することは、非常に有意義だと思います。
そもそもIT未経験なのに30代で受験しようと思った理由は?
ぼくのキャリアを簡単に棚卸してみると、大きく3つにわけることができます。
- 製造業
- 海外営業(中国&台湾)※中国に9年ほど駐在もしていました。
- 中国語
大学卒業後は海外で生活してみたかったこともあり、中小規模の製造業を選択しました。現在に至るまで、一貫して製造業で中国語を駆使した中華圏営業のキャリアです。
「大学はIT関連だったんでしょ?」
と思われがちですが、大学は外国語学部、中国在住時に通信制MBAを修了はしておりますが、ITとは全く関係ありません。
自ら選択して海外営業のキャリアを歩んできており、現在の仕事も中国&台湾に関わっているので、非常に恵まれていると感じています。
でも、昔から一点だけ製造業の営業をやっていて、自分に対して不満に思うことがありました。
製造業はエンジニアが最終決定者である
製造業で営業をやっていると、小さくない金額の受注を決める場面があります。当然ながらその瞬間は嬉しいのですが、実は製造業ではエンジニアが決めたことを、営業が上手く遂行しているだけに過ぎないと考えるようになりました。
実際にこれまでの業務で、エンジニアでないために核心部分の意思決定をできないことが多くありました。
「エンジニアに確認します」
「技術担当者がいないのでわかりません」
何度このコメントを口にしたか数えきれないくらいです。
そして今年の春先に新規開拓で中国系客先をエンジニアと協力して攻略していたとき、先輩から言われた何気ない一言が、技術を勉強しようと僕に決心をさせました。
「のぶさんは、技術者じゃないからわからないだろうけどさ」
普段なら流してしまう言いなれた言葉でしたが、この時だけはなかなか忘れることができませんでした。過去から同じような言葉を耳にしてきており、現実から目を背けてきたことも気が付いていましたから。
結局、中国語と海外営業のキャリアだけでは、決定者になることができないと悟ってしまったんですよね。
「何かを形にできる技術が欲しい」
それが、今回30代で未経験にも関わらず、基本情報技術者試験を受験する理由です。
モヤモヤしていた気持ちも、一旦決めてしまえば気持ちも切り替わってゼロから勉強していくことに集中できます。
2か月間、まずは基礎を固めるためにも勉強していきます。