地方在住者こそ地方での副業に向いていると考える理由

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「教育費にお金がかかる時期だから、副業して年収を増やしたいなあ。」

「コロナで先行き不安だから、本業以外に副業もやってリスクを減らしたい。」

学校を卒業して社会に出始めのころはあまり深く考えることがなかったお金のことも、結婚して子供が出来たりしてくると、20代のころにはなかった不安や悩みが頭をもたげてきます。私もブログを書いているこの瞬間も、将来のことについて不安を感じています。

とくに2020年のコロナ発生以降はこれまで安定しているとみられていた業界の大企業が、軒並み経営不振に陥るなど、一年先どころか明日の状況も予測しずらい世の中に突入してしまいました。

そのため、本業の仕事だけではリスクが高すぎるので、副業もしながら少しでも年収をあげたり、リスクヘッジをしておきたいと考える人が増えていると思います。

私も40代に突入したばかりのサラリーマンですが、地方都市で本業以外に副業を不定期ですが行っています。副業がこれまで以上に人気となっていますが、地方在住者こそ経験を活かした副業に向いていると私は考えています。

この記事では私が実際に経験している事例を通じて、地方在住者が如何に地方での副業に有利かを説明していきます。

のぶさん
のぶさん

副業して収入とスキルをあげていきたい!

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地方在住者は副業に関係する評判を広げやすい

私も実際に副業をすることで実感しているのですが、地方は大都市に比べて規模が小さいため、自分の経験やスキルを周りに認知してもらいやすい環境にあります。

認知してもらいやすい環境にあるため、地元の経営者や企業の担当者と直接繋がって自分の存在をアピールすることのハードルが都市部に比べて低くなります。

例えば東京都と私が住んでいる静岡を比べた場合、企業数や働いている人の人数もけた違いです。そのため、自分と似たようなスキルや経験を持った人が至るところにいる状況であるため、結果として自分の存在や評判を認知してもらいにくいといったことが起こります。

地方ではセミナーや交流会も限られているので、毎回出席するメンバーの顔触れも似てくることが多いです。また、知り合った方と共通の知り合いがいるなんてことも日常茶飯事なので、自分の経験を必要としている人に繋いでもらえる確率も高くなります。

例えば、「副業 地方」と検索してみると、都市部に住んでいて地方の副業をするためのサービスが数多く出てきます。

2020年8月にグーグルで検索した結果

それだけ都市部に住んでいる人材に対する企業の需要があるということですが、裏を返せば、都市部の副業をしたい人材の立場は、競争が激しいことの証拠でもあります。

リクルートが調査したふるさと副業の結果をみても、首都圏と副業求人数は増えていますが、同時にふるさと副業イベントへ参加を希望する人の倍率も5倍を超えてきています。

一般的に都市部在住人材が地方で行う副業はリモートワークが前提の案件が多いため、案件に応募してもリモート面接での選考が一般的です。そのため、自分の経験を伝えきれなかったり、選考をする側もイマイチ決め手に欠けるという事態が発生します。

実際に私が最近参加した商工会議所の副業人材セミナーで紹介されていた企業は、副業人材の採用選考は全てリモートだと言っていました。

人事業務に関する情報を発信している「HR NOTE」の調査では、オンライン面接に移行したものの、対面面接に比べて課題がでてきていることがわかってきています。

ウェブ面接で候補者に深い質問ができない
ウェブ面接で会社の魅力を伝えられない
リモートに合わせた面接官教育ができない
面接官ごとに面接力にばらつきがでる
引用元:HR NOTE

そのため、対面であればお互いに理解し合えることでも、オンライン面接では必ずしも伝えきることができずに、お互いのミスマッチや不採用といった事態が生じる可能性があります。

その点、地方在住者であればリモートではない幅広い対応が可能になります。

いわば都市在住者はリモートで一点集中していくイメージですが、地方在住者はリモート+現地で対面対応の組み合わせで幅広く、泥臭く動くことができます。

この点が、地方在住者は地方での副業に有利だと私が考える理由です。

実際に地方企業との副業に繋がった!

地方在住者は地方での副業に有利だと考えるようになったのは、自分が実際に経験したことがベースになっています。

私は長い間中国ビジネスに携わっています。

20代から中国現地に駐在してビジネスをしていたため、中国語を使って中国現地の商習慣を理解しながら仕事を進めてきた経験があります。加えて、30代でビジネススクールに通ってMBAを取得したことで、事業戦略を策定することも苦ではなくなりました。

30代後半になって静岡に来たとき、都市部に比べて中国ビジネスを行っている人材が少ないことに気が付きました。当然海外と取引をしている企業は存在しますが、人材という点では明らかに少なかったです。

そのため、自分が中国ビジネスのキャリアがあるということをセミナーや交流会で知り合った方々にすぐに覚えて頂くことができたため、結果としてある企業の方から中国語の翻訳案件を副業として頂くことができました。

その後も中国に関する質問を頂いたり、定期的に翻訳案件を頂くことができるようになったので、地方に住んでいるからこそ、自分の経験を知ってもらいやすいことを実感するようになりました。

つまり、面接といった場所に限ることなく、自分といった人材が売り込みやすい環境にあるのが地方だということです。

自分も都市部に住んでいた経験があるのでわかりますが、人材が豊富な都市部では自分のことを覚えてもらいにくいため、私が地方で経験したようなことはハードルが高いと思います。

ほかにも、地方在住者が都市部の企業と地方創生のビジネスの副業を行う可能性もあると思っています。

最近、私は都内にある地方創生関連のビジネスを考えている企業の経営者と知り合いましたが、地方に住んでいるからこそ現地発で都市部の企業と副業ができそうだなと感じました。

このように見てみると、地方在住者こそ副業を全方位に行える好条件があると私は感じます。

地方在住での副業だからこそデメリットもある

しかし、地方在住者は地元の企業と繋がりやすいということは、すぐに自分の活動が知られてしまうリスクがあるというデメリットもあります。

実際に私もセミナーや交流会に出席すると、会社の同僚の知り合いという方に会うことがあります。これは、外部での交流会が都市部に比べて少ない地方都市だからこそのデメリットだと感じています。

だから、副業が会社にばれたら困ってしまう人は、会社に話をきちんと通しておくなどの事前対応が必要だと思います。

私の場合、会社にきちんと許可を取ってから副業をするようにしています。

その点、都市に住んでリモートで地方企業と副業をする場合、バレるリスクは相対的に小さくなるので、その意味ではメリットともいえるかもしれません。

副業できる環境があるなら、地方在住者は積極的に行動してみるべし!

最近は多くの企業が副業を解禁しています。

私が住んでいる地域の某地方銀行までもが副業を解禁するほど、多様なキャリアを積める環境が整ってきつつあります。

副業のコツは小さく、できることから始めてみることです。

地方在住で副業をしようか迷っている人ほど、自分が積んできたスキルや経験を活かすチャンスだと思いますよ。

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