購入検討時はマンション派だったけど、一戸建てを選んだ理由を比較してみた

LIFE

「家を買いたいけど、マンションと一戸建てのどちらが良いんだろう?」

ちょっと将来に絶望しているといいながら、40歳目前にしてマイホームを購入してしまいました。ずっと賃貸で生活していくと考えていたけど、ある時賃貸と住宅ローンの計算をしたら、生涯の支払い金額で大きな差が出てしまったんですよね。

【30代・サラリーマン】一生賃貸派で考えていたけど、中古一戸建てを契約した3つの理由とは?
中古一戸建てを契約してしまいました! ぼくは23歳で「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んて以来、持ち家は負債だと信じてきて一生賃貸で行くと決めていました。中国に住んでいる間も、そして36歳で日本に帰ってきてからも、引っ越しはしても賃貸を続ける...

ぼくが家を購入すると決めたときに出てきた最初の問題が、まさに「マンションVS一戸建て」のどちらにするかでした。

のぶさん
のぶさん

ずっとアパート暮らしだったからマンションがいいけど、どうしていいかわからん!

そんなぼくが家の購入を検討し始めたときはマンション一択でしたが、マンションに関して調べまくった結果、中古一戸建てを購入することに決めました。

最終的にぼくがマンションではなく一戸建てを購入するに至った理由を、3つ挙げてみたいと思います。

スポンサーリンク

比較①同じ築年数だとマンションより一戸建てのほうが安い

家を購入すると決めたとき、ぼくは最初から新築ではなく中古の物件を考えていました。理由は、新築で購入しても建物価値は20年程度でほぼゼロになるためです。

一戸建てとマンションの中古物件を比較した場合、仮に築20年程度で調べていくと、建物価格はマンションのほうが一戸建てより高い傾向にありました。

ぼくは中古物件で良いと割り切っていたため、状態がよい一戸建てのほうが住宅ローンを総額で抑えられると判断しました。

参考に挙げた建物価値の推移データでも、マンションの建物価値は一戸建てに比べて下落スピードが緩やかです。

   引用元:国土交通省「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」

そして我が家は車を持っていないので、駅から徒歩8分くらいの物件を探していました。駅近くの条件で絞ると、マンションは一戸建てよりはるかに高くなります。

そのため、同じような条件の場合は一戸建てがマンションより安いことが多かったので、徐々に一戸建ての購入に心が傾いていきました。

比較②マンションは一戸建てにはない修繕積立金や管理費がかかる

マンションの維持費は家を購入すると決めてから、初めて知りました。

のぶさん
のぶさん

それだけ、家を購入する気がなかったということです。

修繕費積立金や管理費は、マンションによって金額が違います。例えば、毎月管理費と修繕積立金で3万円必要な物件を選んだ場合、住宅ローンとは別に3万円の支払いが生じます。年換算で36万円になります。

管理費や修繕積立金は住宅ローンを完済したあとも、ずっと支払い続ける必要があります。しかも、一般的に積立修繕費は築年数が増えていくに従い、金額が増えていきます。

積立修繕金を使用して、マンションは定期的に大規模修繕と呼ばれる工事を行います。マンション全体のリフォームですね。

この大規模修繕は積み立ててきた修繕金を使いますが、マンションによっては管理組合の管理がずさんで、修繕積立金だけでは大規模修繕の費用を負担できないため、更に費用負担を要求されることもあります。

仮にマンションに住んで30年間管理費と修繕積立金を年間36万円払うとしたら、1,080万円になります。一戸建ても修繕は必要ですが、建物価格の推移に関する調査によると、築30~34年の一戸建て修繕費平均は495万円とのこと。

引用:アットホーム(株)「新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く『一戸建て修繕の実態』調査」

実際にぼくも築40年の中古マンションを見に行きましたが、管理費と修繕積立金で20万円を超えており、マンションの維持費はボディブローのように効いてくるなと感じました。

最終的にマンションは維持に必要なコストが高めにになると考えるようになり、一戸建てに絞りました。

比較③マンションは他の住人の影響を受けやすいが一戸建ては受けない

マンションは他の住人と一緒に住んでいるため、自分たちだけでは決められないことがあります。

例えば、修繕に関することは自分たちだけ関係ないと言うことはできません。自分たちは修繕積立金を毎月払っていたとしても、他の住人が修繕積立金を滞納してしまっているために、マンション全体で修繕積立金が足りなくなるリスクも存在します。

他の住人の状況によって影響を受けてしまうリスクが、マンションは一戸建てより多いです。そのリスクが、マンションのメリットを考慮しても、ぼくには受け入れがたい一番大きな要因になりました。

新築マンションは大規模修繕のことはあまり考えなくても良いですが、20年、30年と高齢化しているマンションは、修繕積立費が足りずに追加で臨時徴収という可能性もあります。自分たちはきちんと払っていたとしても、他の住人が払っていない場合はその責任を負担しなければならないこともあります。

様々なリスクを考えた結果、僕は一戸建てを購入する決断をしました。

結論 一戸建ては自分でコントロールできる範囲が多い

一戸建てにも近所付き合いもあるため、100%自分でコントロールできるわけではありません。しかし、マンションに比べて自分でコントロールできる要素がより多いことが、最終的にぼくを一戸建て購入に向かわせた決定打でありました。

もちろん一戸建てにもデメリットはあります。例えば、外壁や屋根などの修繕は自分で対応しないといけないため、マンションにはない手間が発生します。マンションは管理組合が対応してくれるので、維持の手間という意味では相対的に小さいですね。

最終的には好みの問題になってくると思いますが、購入する前に後悔しないためにも、マンションと一戸建ての比較を自分でしっかりやっておくことが、納得して家を買えることに繋がると思います。

のぶさん
のぶさん

一戸建てで満足してるよ。ただ、マンションはフラットだから住みやすいのはいいよね。

 

Visited 23 times, 1 visit(s) today
LIFE
スポンサーリンク
シェアする
nobusanをフォローする
生涯現役、臨終定年