【所要レビュー】「佐藤可士和のクリエイティブシンキング」はアートディレクターの視点が学べる良書だった!

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書評

「消費者の価値観が変わってきているので、これまでにない視点でビジネスを行う必要がある」

そんなこと言われても、いったい何から変えていけばいいかさっぱりわからなくて困ってしまいませんか?正直、ぼくもこんなこと言われたら、「???」ってなってしまうと思います。

ユニクロなどのブランディングを担当しているアートディレクター/クリエイティブディレクターの佐藤可士和さんの「佐藤可士和のクリエイティブシンキング (日本経済新聞出版)」には、新しいビジネスを生み出すための視点が詳しく書かれています。

いきなり何もないところからビジネスを産み出すのは至難のわざですが、考え方や視点についてじぶんなりの型をもっていたら、どんな状況にでも応用ができるので、新しいビジネスにも対応しやすくなると思います。

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佐藤可士和のクリエイティブシンキング (日本経済新聞出版)」は、2010年に出版された本です。ちょうどこの記事を書いているのが2020年なので、出版されてから10年後になりますね。

著者の佐藤可士和さんが手がけてた仕事をベースにいきついた、ご本人がビジネスをするうえで大切な視点や考え方を、18個の項目に分けて説明されています。

本に書かれている内容をザックリと3つにまとめてみました。

  • クリエイティブシンキングとは?
  • 仕事で創造性を出すために大切な考え方と視点
  • ビジネスと関係する人やチームについて

説明されている項目に含まれている内容量は多くはありませんが、ひとつひとつがシンプルな言葉で本質に迫っていて、さすがは超有名クリエイティブディレクターが書いた本だと、唸らされました。

アートディレクター/クリエイティブディレクター 佐藤可士和さん 経歴

佐藤可士和さんは多摩美術大学でグラフィックデザインを専攻した後、広告代理店の博報堂に入社されます。その後、独立して株式会社サムライを立ち上げています。

佐藤可士和さんのお仕事ですが、ホンダ、ユニクロ、楽天といった大手企業から、幼稚園といったクライアントまで非常に幅広く担当されています。

ほかにも多摩美術大学などの大学で客員教授を務めており、まさに八面六臂の活躍ぶりです。

こうしたフィールドの広さが、佐藤可士和さんの視点と考え方に厚みを持たせているのだと思います。

のぶさん
のぶさん

スーパーマンやんか!

佐藤可士和のクリエイティブシンキング (日本経済新聞出版)」は170ページで構成されています。

18項目にわたって佐藤可士和さんの視点や考え方が書いてありますが、ボリュームは多いわけではないので、2時間もあればサクッと読めてしまいます。

のぶさん
のぶさん

ただ、書かれていることはめっちゃ勉強になります

プロローグ クリエイティブシンキングのすすめ
①その前提は正しいか? 疑うことがクリエイティブの出発点
②人の話を聞く 相手の本意を引き出す問診力
③悩んだら気持ちを書いてみよう 自分の気持ちを整理する
④見立ての習慣、身につけよう 比喩することで本質が伝わる
⑤自分の仕事を描いてみる 言葉より伝わるビジュアルの力
⑥記憶の検索エンジン 気になることにタグをつける
⑦心をつかむプレゼンテーション 説得よりも共感を
⑧リサーチよりもリアリティ 時代のキーワード”リアリティ”
⑨お客様目線とお茶の間目線 似て非なるユーザーと世間
⑩何でもメディアになる 既存メディアの枠を打ち破る
⑪主体性の引き出し方 仕事を”自分事”にさせる
⑫強いチームの作り方 適材適所のプロデュース能力
⑬ストーリーを描けるか? コンテンツからコンテクストを作る
⑭デザインは付加価値か? ビジョンを形にする
⑮働き方をデザインする 環境から組織まで
⑯オンとオフを無理に分けない 仕事と休暇をリンクさせる
⑰ハマれるものを見つける 突き抜けると本質が見えてくる
⑱アナログ感覚を取り戻す リアリティのセンサーを研ぎ澄ます
あとがき

佐藤可士和のクリエイティブシンキング (日本経済新聞出版)」は、佐藤可士和さんの視点が学べるという点において、非常に参考になる著書だと思います。

説明されている項目によっては、他のビジネス書でも書いてあることと似ているのであまり新鮮味はないです。

ただ、数多くの案件を手掛けてきたクリエイティブディレクターが、惜しげもなく考え方のヒントを披露しているのは、何が何でも吸収するしかないなって思います。

嫌いな理由を深く考えたり、興味のないことに向き合ったりするのは非常に難しく、「生理的に受け付けないから」と、一言で片づけてしまいがちです。しかし、そこをあえて考えてみることで、より高度なトレーニングができます。

一般の生活者の視点というのは、普通に暮らしていて素直に感じるものの見方です。どちらかというとあまり深く考えずに、自分の気持ちをできるだけニュートラルにして世の中に向き合うように心がけています。

一方、クリエイターとしての視点とは、そうやって普通に生活している自分を、客観的に観察する見方です。

この内容だけでも、佐藤可士和さんがクリエイティブディレクターとして、普段どういった行動を心がけているのかがわかります。

研究職や営業、そしてマーケティングといった職種においても、佐藤可士和さんの考え方は、非常に参考になると思います。

書評
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